2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧
モンスター MONSTER ポイント ★★★★ DATE 04/9/25 THEATER シネマライズ 監督 バディ・ジェンキンス ナンバー 111 出演 シャーリーズ・セロン/クリスティーナ・リッチ/ブルース・ダーン/ 批評 ネタばれ注意! 結末に触れています醜くたるんだまぶたと二重アゴ…
父、帰る 寸評 沈黙こそ饒舌、省略こそ雄弁。写真でしか知らなかった父に対して接し方がわからない息子たち。父のほうもギャップを感じている。親子間の素直に愛している気持ちを表現できないもどかしさが、全編を通じて痛いほど伝わってくる。 ポイント ★★★…
トゥー・ブラザーズ TWO BROTHRES 寸評 赤ちゃんトラから、子トラ、そして成獣になるまでをカメラは丹念に追い、この二匹の物語に奥行きと躍動を与えている。しなやかに飛び、力強く走る。家族との別れに胸を痛め、囚われの身に絶望する。そういう心の動きは…
インファナル・アフェア 無間序曲 寸評 欺瞞と裏切りが蔓延し、失敗は死を意味するマフィアの世界で偽りの人生を送ることの苦しみ。それが生きている限り続く無限の悲しみ。それでも前に進むしか道がない男たちの熱い生き様が、圧倒的な思いとなってスクリー…
CODE46 寸評 どうしてもっと閉塞間や人間の絆を強調しないのだろう。禁じられた愛だからこそ激しく燃え上がるはずなのに、この作品には感情の発露が乏しい。どのプロットも中途半端で、欠けたピースを想像力で埋めようという気にもならない。 ポイント ★★ DA…
アイ、ロボット I,ROBOT 寸評 洗練されているのは、滑らかなロボットの動きと表情ぐらいか。あとはお決まりの人間対ロボットの対決。大掛かりなアクションとスピーディな展開で前頭葉を刺激するが、感情や精神とは何かというような踏み込んだ問いかけはない…
スウィングガールズ 寸評 ご飯粒やイノシシなど、ひとつ間違えればベタになりかねないプロットを寸止めで笑いに変えるセンスのよさ。矢口監督はそういう観客の笑いのツボをよく心得ていて、一流コメディアンが放つ十八番のギャグのようにピタリとはまってい…