こんな映画は見ちゃいけない!

映画ライター・福本ジローによる、ハリウッドの大作から日本映画の小品までスポットを当てる新作映画専門批評サイト。

2004-01-01から1年間の記事一覧

ピエロの赤い鼻 EFFROYABLES JARDINS

ピエロの赤い鼻 EFFROYABLES JARDINS ポイント ★★★★* DATE 04/10/9 THEATER シネスイッチ銀座 監督 ジャン・ベッケル ナンバー 119 出演 ジャック・ヴィユレ/アンドレ・デュソリエ/ティエリー・レルミット/ブノア・マジメル 批評 ネタばれ注意! 結末に触れ…

靴に恋して PIEDRAS

靴に恋して PIEDRAS ポイント ★★* DATE 04/10/8 THEATER シアターイメージフォーラム 監督 ラモン・サラサール ナンバー 118 出演 アントニア・サン・ファン/ナイワ・ニムリ/ヴィッキー・ペニャ/モニカ・セルベラ/アンヘラ・モリーナ 批評 ネタばれ注意! 結…

僕はラジオ RADIO

僕はラジオ RADIO ポイント ★★★ DATE 04/10/5 THEATER シャンテ・シネ 監督 マイク・トーリン ナンバー 117 出演 キューバ・グッデンJr/エド・ハリス/デブラ・ウィンガー/アルフル・ウッダード 批評 ネタばれ注意! 結末に触れています知的障害を持った青年…

感染 予言

感染 予言 ポイント 感染:★* 予言:★★ DATE 04/10/2 THEATER ワーナーマイカルつきみ野 監督 感染:落合正幸 予言:鶴田法男 ナンバー 116 出演 感染:佐藤浩市/高嶋政伸/星野真理/羽田美智子/南果歩/佐野史郎 予言:三上博史/酒井法子/堀北真希/小野真弓 …

世界でいちばん不運で幸せな私 JEUX D’ENFANTS

世界でいちばん不運で幸せな私 JEUX D'ENFANTS ポイント ★★ DATE 04/9/30 THEATER シネスイッチ銀座 監督 ヤン・サミュエル ナンバー 116 出演 ギョーム・カネ/マリオン・コティヤール/チボー・ヴェルアーゲ/ジョセフィーヌ・ルバ・ジョリー 批評 ネタばれ注…

アラモ THE ALAMO

アラモ THE ALAMO ポイント ★* DATE 04/9/25 THEATER ワーナーマイカルつきみ野 監督 ジョン・リー・ハンコック ナンバー 112 出演 デニス・クエイド/ビリー・ボブ・ソーントン/ジェイソン・パトリック/パトリック・ウィルソン 批評 ネタばれ注意! 結末に触…

モンスター MONSTER

モンスター MONSTER ポイント ★★★★ DATE 04/9/25 THEATER シネマライズ 監督 バディ・ジェンキンス ナンバー 111 出演 シャーリーズ・セロン/クリスティーナ・リッチ/ブルース・ダーン/ 批評 ネタばれ注意! 結末に触れています醜くたるんだまぶたと二重アゴ…

父、帰る

父、帰る 寸評 沈黙こそ饒舌、省略こそ雄弁。写真でしか知らなかった父に対して接し方がわからない息子たち。父のほうもギャップを感じている。親子間の素直に愛している気持ちを表現できないもどかしさが、全編を通じて痛いほど伝わってくる。 ポイント ★★★…

トゥー・ブラザーズ TWO BROTHRES

トゥー・ブラザーズ TWO BROTHRES 寸評 赤ちゃんトラから、子トラ、そして成獣になるまでをカメラは丹念に追い、この二匹の物語に奥行きと躍動を与えている。しなやかに飛び、力強く走る。家族との別れに胸を痛め、囚われの身に絶望する。そういう心の動きは…

インファナル・アフェア 無間序曲

インファナル・アフェア 無間序曲 寸評 欺瞞と裏切りが蔓延し、失敗は死を意味するマフィアの世界で偽りの人生を送ることの苦しみ。それが生きている限り続く無限の悲しみ。それでも前に進むしか道がない男たちの熱い生き様が、圧倒的な思いとなってスクリー…

CODE46

CODE46 寸評 どうしてもっと閉塞間や人間の絆を強調しないのだろう。禁じられた愛だからこそ激しく燃え上がるはずなのに、この作品には感情の発露が乏しい。どのプロットも中途半端で、欠けたピースを想像力で埋めようという気にもならない。 ポイント ★★ DA…

アイ、ロボット I,ROBOT

アイ、ロボット I,ROBOT 寸評 洗練されているのは、滑らかなロボットの動きと表情ぐらいか。あとはお決まりの人間対ロボットの対決。大掛かりなアクションとスピーディな展開で前頭葉を刺激するが、感情や精神とは何かというような踏み込んだ問いかけはない…

スウィングガールズ 

スウィングガールズ 寸評 ご飯粒やイノシシなど、ひとつ間違えればベタになりかねないプロットを寸止めで笑いに変えるセンスのよさ。矢口監督はそういう観客の笑いのツボをよく心得ていて、一流コメディアンが放つ十八番のギャグのようにピタリとはまってい…